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香水の保管方法は、化粧品やワインと同じ。つまり、化粧品やワインの正しい保管方法をご存知の方は、この記事を読まなくても、化粧品やワインと同じように保管すれば大丈夫です。
香水は温度変化に弱く低温での保管が理想
温度の変化は、物質を膨張させたり収縮させたりします。ですから香水の香りが変質したり劣化したりします。香水はほぼアルコールでできています。アルコールは揮発性が高いので、ワインと同じくワインセラーが理想的な保管場所になります。
ワインセラーの温度は5~15度の低温に保たれるのでぴったり。とはいえ普通ワインセラーなんてありませんから、冷蔵庫が理想的な保管場所になります。どちらにしろ保存しておくには現実的ではありません。なので、最も変質・劣化させる要因である温度変化にだけ注意を怠らないようにしましょう。
香水は紫外線に弱いので直射日光を避ける
紫外線には、どんなものでも酸化させ、劣化・変質させてしまう力があります。もちろん香水も劣化・変質させます。ですから、キラキラと綺麗に光るからといって窓際に香水を飾ってはいけません。その都度パッケージや化粧箱に戻すことが理想的。
理由は蛍光灯やLEDにも紫外線が含まれているからです。とはいえ日光に比べて蛍光灯やLEDの紫外線量は桁違いに少ないので、窓際だけ避ければOK。
日光>>>>>蛍光灯>LEDといった感じの紫外線量。毎回箱にしまうのは面倒ですから、よく使う香水はそのまま、あまり使わない香水だけ箱にしまっておきましょう。
香水は酸素に弱く酸化しやすい
酸化とは、酸素と化学反応を起こして物質を劣化・変質させてしまう現象のことです。温度が高いほど、紫外線が多いほど酸化が促進されます。とはいえ私たちが住むこの地球には酸素が存在していますし、酸化を完全に防ぐことはできません。
香水において注意できることといえば、できる限り紫外線に当てず、温度の低い場所で保管して、香水を入れ替える際に放置しないことくらいです。
すでに紫外線と温度についてはご説明済みなので、ここでは香水をアトマイザーなどに入れ替える際の注意点だけご紹介します。
香水には、スプレータイプのものとボトルタイプのものがあります。スプレータイプの方がボトルタイプよりも空気に触れにくいので、酸化しにくいです。
そのままバッグに入れると大きいので、よく使う香水はアトマイザーに入れて持ち歩いているかと思います。アトマイザーを使っているということは、香水を入れ替えたということです。
この香水の入れ替え作業のとき、途中で他のことをしてそのまま放置しないように注意しましょう。空気にさらされていればいるほど劣化するので開けっ放しは厳禁。酸化を促進しないように心がけましょう。
香水の品質は1年間が目安
香水の品質はおおよそ1年間。それ以降は、保管方法にもよりますが、劣化・変質の恐れがあるので注意が必要です。色が変わっていたり香りが変わっていたりしたら、捨てるか、もしくは肌につけない使い方で早めに使い切ってしまうことをおすすめします。
色や香りに変化がなかったとしても、肌の弱い方は1年経過した香水を肌につけることは避けましょう。ボトルタイプの香水の場合、1年経過していなくても色の変化、香りの変化の恐れがあるので注意。
1年以上経過した香水を早めに使い切る方法
お皿にコットンを乗せ、香水に浸しておき、トイレなどにおいておくと芳香剤の代わりになります。お風呂場、玄関、靴箱などに1年経過した香水をおいておき、その都度スプレーすると、空間そのものがいい香りに包まれます。