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香水は、私たちの日常に魔法のような彩りを加える存在です。その魅力は、単に良い香りを漂わせることだけに留まらず、香水一つで人の印象や気分を一瞬にして変える力を持っています。しかし、香水を選ぶ際には、その種類の豊富さや香りのノート、濃度、持続時間など、考慮すべき点が多々あります。それらを理解することで、あなたにとって最適な香水が見つかるはずです。この記事では、香水の種類とノートの一覧を詳しく解説し、香水選びの秘訣や、濃度による持続時間の違いを明らかにします。あなたのライフスタイルや個性に合った香水を見つけるためのガイドとして、この記事が役立つことを願っています。さあ、香水の世界へ一緒に踏み出しましょう。
香水とは
香水とは香料をアルコールに溶かした液体のことです。ファッションと同じように、TPOに合わせて身体につけて楽しむものです。主に高級なファッションブランドから販売されていますが、人気のある芸能人が香水を販売することもあります。
アルコールに溶かされている香料は、たいてい一種類だけではなく、たくさんの種類が混ぜ合わされています。このように多くの香料を複雑に混ぜても「いい香り」と感じさせるのはとても難しいため、香料を調合する専門家である「調香師」が香水を作っています。
香水の本場であるフランスでは、優れた「調香師」に特別な称号が与えられるなど、香水への注目度が日本よりも高く、化粧品と同じくらい日常的に使われています。
香水には、香料の割合によっていくつかの種類があり、また男性用・女性用・共用(ユニセックス)といったように分類されています。
香料とは
香料とは、香りの元になる成分のことです。香料には2,500種類以上あって、大きく分けると2つのタイプがあります。
まず一つ目は「天然香料」です。これは、植物や動物から抽出したもので、天然のものだからすごく貴重で高価になりがちです。例えば、数が少ない植物や動物から取れる香料はとても高価だし、収穫できる時期が限られていると、やっぱり値段も上がっちゃいます。さらに、植物や動物から得られる香料の量もすごく少ないので、多くの植物や動物があっても貴重なんです。それに、気候によって品質や価格が変わりやすいのもデメリットです。
次に「合成香料」です。これは、天然の香りを再現したり、存在しない香りを作ったりするもので、植物や動物の数に影響されないのが特徴です。だから、収穫時期とか気候の影響もほとんどありません。
こうして、「天然香料」と「合成香料」を上手に組み合わせて香水が作られています。また、「合成香料」の中には「天然香料」よりも高価で貴重なものもあるんですよ。
香水は香り製品「フレグランス」の一種
日本では「フレグランス」って言葉もよく使われてますよね。これは香水よりも広い意味で、香りのある製品全般を指す言葉です。例えば、アマゾンで「フレグランス」って検索すると、香水はもちろん、柔軟剤とか化粧品、トイレ用の芳香剤なんかもいっぱい出てきます。
体につけるいい香りのアイテムには、香水だけじゃなくてボディミストもあります。でも、香水(パルファン、オードパルファン、オードトワレ、オーデコロン)とボディミストは別物なんです。香水は濃度や持続時間がしっかりしてるけど、ボディミストはもっと軽くて気軽に使える感じです。
同じ抽出元でも抽出法によって香りが違う
香料の抽出方法にはいろいろありますが、一番よく使われているのが「水蒸気蒸留法」です。原料を釜に入れて水蒸気を送り込み、精油だけを取り出す方法です。
でも「水蒸気蒸留法」には欠点もあります。熱と水にさらされることで、香りの一部やほとんどが壊れてしまうんです。特に、柑橘系の香りは熱に弱くて、この方法だとほとんど香りが飛んじゃうので、「圧搾法」という別の方法が使われます。
バラみたいに人気で貴重な香りは、主に2つの方法で抽出されます。一つは「水蒸気蒸留法」で取ったもので、「ローズ・オットー」と呼ばれます。バラはそこまで繊細な植物じゃないので、この方法でもいい香りが取れるんですが、やっぱり熱で一部の香りが壊れちゃうこともあります。
そこで「溶剤抽出法」っていう方法も使われます。石油エーテルやエタノールに浸して香りを抽出する方法で、これで取った香料は「ローズ・アブソリュート」と呼ばれます。同じバラから取った香りでも、抽出方法が違うだけで名前が変わるんです。なぜかというと、「ローズ・アブソリュート」の方が熱や水で壊れた香りがなく、繊細な成分もちゃんと残っているからです。
他にもいろいろな抽出法があって、バラみたいに方法によって香りに違いが出て、名前まで変わる香料もあります。
香水の香りはつける人により違う
香水の香りって、つけた人の体臭と混ざり合って変わるんですよ。だから、同じ香水をつけてても、人によっては全然違う香りに感じることもあります。
香水は蒸発することで香りが立ち、トップ・ミドル・ラストの3段階に香りが変わっていきます。そして、この蒸発は体温にも影響されるので、体温が高い人のほうが香りが強くなりやすいです。そのため、香水をつける場所としては体温が高い脈打つ部分がオススメなんです。
こんなふうに、香水はつける人によって香りが少しずつ変わります。同じ人でも、その時の肌の状態で香りが変わったり、汗をかいただけでも違う香りになります。だから、汗をかきやすい場所とか皮脂が多い場所は、香水をつけるのは避けたほうがいいんです。
香水の種類と匂いの強さ、持続時間の違い
パルファム(Parfum)
私たちが思っている香水って、美しい瓶に入った、いい香りがするアルコール入りの液体のことですよね。でも、本来の意味で「香水」っていうと、実は「パルファン(パルファム)」のことだけを指すんです。
「パルファン(Parfum)」はフランス語で香水っていう意味で、英語では「パフューム」と読みます。香水には香料をアルコールに溶かしているんですけど、その割合を「賦香率」って言います。「パルファン」はこの賦香率が15%から40%と一番高くて、香りが5~8時間も続きます。香料の割合が高いから、香りの持続時間も一番長くて、しかも深みと奥行きのある香りが特徴です。
ゴージャスな香りなので、パーティーやフォーマルな場面にぴったり。格式高い雰囲気にもマッチする、奥行きのある香りこそが「パルファン」の実力なんです。香水の中で一番高価で、最高ランクの香りですね。
ちなみに、「extraits de parfum(エクストレ デ パルファン)」と書かれていることもあって、オリーブオイルみたいに表記されることもあります。
オーデパルファム(Eau de Parfum/EDP)
「賦香率」っていうのは、香水の中に入っている香料の割合のことで、オードパルファン(Eau de Parfum)はその賦香率が10%から15%くらい。パルファンに次いで、2番目に高い香りの濃さ。「Eau de」ってフランス語で「水の」という意味なんです。
香りの持続時間はだいたい5時間くらいで、パルファンとほぼ同じ。でも厳密には「香水」には分類されず、「オードパルファン」って呼ばれます。ちなみに日本ではオードパルファンも香水って呼ばれてますけどね。
香りの深みや奥行きはパルファンに似ているけど、パルファンは夜向けの香りという感じ。オードパルファンは控えめにゴージャスな雰囲気が特徴で、つける場所や時間を選ばずに使える万能タイプです。フォーマルでもカジュアルでもどちらでもOK!
あと、「Eau de Parfum」の頭文字を取って「EDP」って書かれてたり、「Esprit de Parfums(エスプリット デ パルファン)」と書かれていることもあるので、その点には注意してね。
オードトワレ(Eau de Toilette/EDT)
オードトワレの賦香率は5%〜10%くらいで、香水の中では3番目に高い濃度です。「パルファン」に比べるとだいぶ軽めですね。ちなみに「Eau de Toilette」っていう名前はフランス語で「化粧水」みたいな意味です。
香りの持続時間は3〜4時間なので、仕事中に使う場合はお昼休憩の時に付け直さないと、午後にはほとんど香らなくなります。日本ではオードトワレも香水って呼ばれていますが、厳密には香水じゃなくて、あくまでオードトワレです。
オードトワレは控えめにふんわり香るので、カジュアルな感じでつけるのにぴったりです。フォーマルな場だとちょっと可愛らしすぎるかもしれないですが、香りに厳しい職場や学校にはおすすめです。また、和食店やお葬式など、強い香りが好まれない場所でも、オードトワレは扱いやすいですね。
例えば、昼食や夕食の3時間くらい前にオードトワレをつけておけば、食事の時にはちょうど控えめに香るベースノートが残ります。一方、「パルファン」は最大7時間も香るので、夕食の時にちょうどベースノートが香るようにできますが、昼食の時はまだミドルノートが強く香ってしまうことがあります。だから、朝にパルファンをつけて出かけると、昼に和食を避ける必要が出てきたり、お見舞いも夕方以降が無難になります。
このように、オードトワレはパルファンと比べると香りの強さも持続時間も控えめで、非常に使いやすい香水です。ちなみに「Eau de Toilette」の頭文字をとって「EDT」と書かれていることもあるので、その点には注意してくださいね。
オーデコロン(Eau de Cologne/EDC)
オーデコロンの賦香率は2%~5%くらいで、ビールとか缶チューハイくらいの濃度で、一番カジュアルな香水です。名前を翻訳すると「ケルンの水」って意味です。香りが続く時間も1〜2時間程度なので、湯上がりとか寝る前、スポーツの後なんかに気軽に使えるタイプですね。
他の香水と比べるとちょっと違った使い方をします。例えば、リラックスして安眠効果を期待して湯上がりや寝る前につけたり、スポーツの後や研修中のお昼休憩にリフレッシュのために使ったり、ちょっとコンビニやスーパーに買い物に行くときにも便利です。でも、日本ではオーデコロンも香水として扱われているので、オードトワレやオードパルファンとあまり使い方に差はないかもしれません。
価格も一番安いのでお手頃ですけど、高級ブランドがオーデコロンを出していることはあまりなくて、数も少ない感じがします。また、「Eau de Cologne」の頭文字を取って「EDC」と書かれていることもあるので、それも覚えておくといいかも。
香水4種類の違い
種類 | 賦香率 | 持続時間 | 特徴 | 用途 |
---|---|---|---|---|
Parfum / extraits | 15%~40% | 5〜8時間 | ゴージャスな香り | パーティなどのフォーマルな席 |
EDP / Esprit | 10%~15% | 5時間前後 | ゴージャス&カジュアル | フォーマルもカジュアルも |
EDT | 5%~10% | 3〜4時間 | カジュアル | 普段、職場、和食店、病院、お葬式など |
EDC | 2%~5% | 1〜2時間 | 超カジュアル | 湯上が理、就寝前、スポーツ後、研修後など |
香水の香り方3段階の特徴と香りの持続時間
香水の香りは3つの段階に分かれてて、それぞれ持続時間が違うんです。
トップノート
これはつけてから30分くらいまでの香りで、一番最初に感じるツンとした刺激的な香りだよ。
ミドルノート
つけてから10分後くらいから3時間くらいまで続く香りがミドルノート。本来の香水の香りで、全ての香料がバランスよく香ってる感じ。この部分が香水の「メインの香り」って言われることもあるよ。
ベースノート
最後にくるのがベースノートで、つけてから2時間後から香りが消えるまでの部分。体臭と混ざって、あなただけの香りになるのがこの段階だよ。
※ちなみに、オーデコロンは持続時間がもっと短いから、その点も覚えておいてくださいね。
香水の種類・系統(香調)と名前一覧
香水の種類や系統(香調)って、色で言う「赤系」「青系」みたいなもので、香りの特徴を表しているのです。香水は、50種類以上ものいろんな香料を混ぜ合わせて、すごく複雑で深みのある香りに仕上がってるの。でも、そんな複雑な香りの中から自分の好きなものを選ぶのって、正直難しいこともあるよね。
そこで、香水は主に使われている香料を中心に「花の香り」「東洋の香り」「柑橘系の香り」「ハーブの香り」みたいにベースの香りで分類されていて、色と同じように分かりやすくまとめられているの。
たとえば、「猩々緋」っていう色の名前、どんな色か知らない人も多いよね。でも、「紅色」や「真紅」っていう赤系の色だよって説明すれば、すぐにイメージできるようになるでしょ。それと同じで、ローズやジャスミン、スズランみたいな花の香りがベースの香水は「フローラル系」っていうし、タイムやローズマリー、クラリセージみたいなハーブの香りがベースなら「ハーバル系」。さらに、サイプレスやマヌカみたいな木の香りがベースの香水は「ウッディ系」って呼ばれるんだ。
こうやって分かりやすく分類することで、どんな香りなのか想像しやすくなるんだよね。
好みの香水の種類・系統(香調)を知ると運命に出会える
女性用の香水って、なんと世界中に500種類以上あるって言われてるんだよね。しかもどんどん増えてるから、実際には倍の1,000種類くらいあるかもしれない。男性用の香水は少し少ないとして、ここでは仮に800種類とするね。
こんなにたくさんある香水の中から、自分好みの一本を見つけるのは正直かなり難しい。でも、もし自分の好きな香りの系統があらかじめわかっていれば、かなり絞り込めるんだ。
まずは香水の香りの系統を代表する人気の香りを試してみて、自分の好みに合う系統をベスト2~3くらいまで把握しておくといいよ。そうすると、自分好みの香水が見つけやすくなるからおすすめ!
基本7タイプの香水の種類・系統(香調)
香料のタイプは、シトラス(柑橘系)、フローラル、オリエンタル、樹脂(バルサム)、スパイシー、ウッディ、ハーブの全部で7つに分けられるよ。アロマオイルを探すときも、基本的にはこの7つのタイプから選ぶことができるんだ。
香水も同じで、香料のタイプに合わせて7つの基本的な香りの系統(香調)があるの。たとえば、花の香りがメインなら「フローラル」、柑橘系なら「シトラス」って感じだよ。
この7つのタイプの中で、自分が好きな香りを知っておくと、香水を選ぶときにかなり絞り込むことができるから便利だよね。好きな順に覚えておくと、もっと選びやすくなると思うよ!
香水で表現される主な香水の種類・系統(香調)は15種類
香料にはシトラス(柑橘系)、フローラル、オリエンタル、樹脂(バルサム)、スパイシー、ウッディ、ハーブの7つのタイプがあるんだけど、実はそれだけじゃ香水選びはちょっと難しいかもしれないんだよね。というのも、香水にはこの7種類以外にも、いろんな香りの系統があったりするから。
香水の香りの系統の名前って、これからもどんどん増えていくと思う。香水メーカーが、それぞれの香りをもっとイメージしやすいように、自由に名前をつけているからね。でも、香料の種類自体は無限にあるわけじゃないから、よく使われている香りの系統の名前はある程度決まっているんだ。
これから紹介する15種類の香りの系統を知っておけば、香水選びにほとんど困らなくなると思うよ!
なぜ香水には7種類を超える種類・系統(香調)が存在するのか
香料って基本的に7種類に分けられるんだけど、実際に香水の香りの系統がたくさんある理由の一つが、香りの定番化なんだ。
例えば、シトラスとハーバルの香料を使って、水とか海とか空気を連想させるみずみずしい香りの香水があるんだけど、ボトルの色はだいたい青色。こういう香水って「シトラスノート」や「ハーバルノート」って書くより、「マリンノート」や「アクアノート」って書かれてたほうが香りのイメージがしやすくない?
あと、フゼアノートっていうのは、①オークモス(樹脂系)、②クマリン(バニラや桜餅みたいな甘い香り)、③ラベンダー(ハーバル系)の組み合わせで、男らしい香りが特徴なんだ。こういった香水もたくさんあって、「バルサムノート」や「ハーバルノート」って書くよりも、「フゼアノート」って書いたほうがわかりやすいし間違いもないんだよね。
「バルサムノート」って書かれてたら重厚感のある甘い香りって思うし、「ハーバルノート」だと爽快感のある癒しの香りをイメージしやすい。でも、この①オークモス、②クマリン、③ラベンダーの組み合わせの香りは男らしい香りだから、「バルサム系」や「ハーバル系」って書いてしまうとイメージが違ってきちゃうんだ。
だから、香水の香りの系統(香調)としてよく使われている15種類の名前を覚えておけば、香水選びがずっと楽になるよ。香りのイメージや定番の組み合わせによって新しく追加された香調の名前もあって、よくフローラル・ウッディみたいに複数の香りの系統を組み合わせて表現されることも多いよ。
主な香水の種類・系統(香調)15種類の特徴と香料
シトラスノート
柑橘系の香りって、めっちゃ爽やかでフレッシュでみずみずしいんだよね。シトラスノートに分類される香りは、きつくなくてすごく爽やかだから、香水がちょっと苦手な人でも好きになりやすい傾向があるよ。爽やかさや清涼感、清潔感を与えてくれる香りの代表格って感じ。リフレッシュしたいときとか、集中したいとき、緊張をほぐしたいときなんかにもぴったりで、気分転換にすごくおすすめ。
ビジネスや学校とか、いろんなシーンで使えるから、一つ持っておいても損はないよね。特に香水初心者にはすごくおすすめだよ。
シトラスノートの香料としては、ベルガモット、オレンジ、シトロン、ライム、グレープフルーツ、レモン、みかん、プチグレン、ユズなんかがあるよ。
フルーティノート
柑橘系以外のフルーツの香りだよ。みずみずしさと若々しさが感じられて、甘酸っぱくてキュートな印象があるから、女性にすごく人気なんだ。元気で可愛らしい香りから、ふっと大人っぽい香りに変わるのも魅力だから、若い女性だけじゃなくて大人の女性も楽しめる香りだよね。どんなシーンでも使いやすい、万能な香りだと思う。
フルーティノートに分類される香りには、リンゴ、アプリコット、バナナ、カシス、ブラックベリー、メロン、チェリー、イチジク、洋ナシ、キウイ、パイナップル、ザクロ、イチゴ、ピーチ、プラムなんかがあるよ。あと、ニンジンやキュウリみたいな野菜が含まれることもあったりして。
マリンノート(アクア / オゾン)
水や海、大気みたいな透明感たっぷりのフレッシュな香りが特徴だよ。実際に水とか海、大気をそのまま香料にするのは無理だから、シトラスやフルーティ、ハーバル、フローラル、ウッディ、グリーンみたいな爽やかな香りを組み合わせて再現されてるんだ。クールで癒される感じの香りだから、シトラスと同じくらい人気があるよ。おうちで使う香水やオフィス用、リラックス用にもぴったりで、すごく幅広く使えるのがポイント。シトラスと同じように初心者にもおすすめだし、特に夏といえばマリンノート(アクア / オゾン)かシトラスノート、ってくらい爽やかだよね。
フローラルノート
フローラルの香りって、ほとんど全ての香水に使われてるって言ってもいいくらい、基本中の基本の香りなんだよね。ただ甘いだけじゃなくて、エレガントで上品なイメージも与えるから、とっても印象的。シトラスノートと同じように、どれにしようか迷ったらまず一つは持っておきたい香水だよ。ゴージャスなフローラルの香りはパーティーやイベント、プレゼンなんかにぴったりだし、軽めのものなら普段使いでもどんなシーンにも合うからおすすめ。
フローラルノートに分類される香料としては、カーネーション、カモミール、ローズ、コスモス、シクラメン、ダリア、デイジー、フリージア、ガーベラ、ゼラニウム、アイリス、ライラック、ミモザ、スイセン、ジャスミン、金木犀、パンジー、ピオニー、ラベンダー、イランイラン、マリーゴールドなどがあるよ。もちろん、あんまり聞いたことないちょっと珍しいお花も含まれてるかもしれないね。
ホワイトフローラルノート
ホワイトフローラルって、フローラル系の中でも特に白い花だけを使った香水なんだよね。凛とした可憐さが感じられる香りで、ゴージャスなフローラルよりも可憐な雰囲気が好きな人に人気があるよ。女性らしさを演出してくれる香水だから、女の子ならひとつは持っておきたい香りかも。どんなシーンでも使いやすいから、とっても万能だよ。
ホワイトフローラルノートに含まれる香料には、クチナシ、グレープフルーツブロッサム、スイカズラ、ジャスミン、レモンブロッサム、オレンジブロッサム、ティアレフラワー、チュベローズなんかがあるよ。一部黄色い花も含まれることがあるけど、白い花の可憐で甘い香りが特徴なら、ホワイトフローラルとして扱われるみたい。
オリエンタルノート
オリエンタルノートって、異国感たっぷりでちょっと官能的なエキゾチックな香りなんだよね。日本人はどちらかというと軽めの香りを選びがちだけど、ちょっとクセのある甘いオリエンタルの香りをまとえば、勝負の場で気後れしにくくなるっていう効果もあるんだ。だから、特別な社交の場とかプレゼンのとき、まるで王様やお姫様みたいに堂々としていたいシーンにおすすめ。でもね、日本でデートするときはちょっと注意が必要。香りが強すぎると、相手に押しが強い印象を与えちゃうから、デートにはオリエンタルでも軽めの香水を使うといいよ。
オリエンタルノートに使われる香料には、イランイラン、パルマローザ、サンダルウッド、ベチバー、パチョリ、フランキンセンス、ベンゾイン、ラブダナム、バニラとかがあるよ。
アニマルノート
本能にビビッとくる、動物っぽい香りだよ。今は本物の動物から取った香料じゃなくて、人工的に合成して再現してるんだ。それに、一部の植物の香りが動物っぽい香りに似てるから、そういう植物性の香料が使われてることもあるよね。この香りは甘くて色っぽい感じだから、デートのときにぴったり。ちなみに、オリエンタルノートに分類されることもあるよ。
アニマルノートに入る香料としては、アンバー、アンバーグリス、アンブロクサン、蜜蝋、レザー、スエード、ムスクなんかがあるよ。
スイートノート・グルマンノート
バニラ(ちょっとスパイシー)とか、お菓子やデザートの甘い香りが特徴だよ。チョコレートや生クリーム、キャラメル、マカロン、綿菓子みたいに、いろんなスイーツの甘い香りがたくさん出てる。「私を食べて!」って感じの香りだから、デートにはぴったり。ただ、オフィスとか学校みたいな場所にはちょっと不向きかも。オリエンタル系の香りに分類されることもあるんだよね。
グルマンノートに入る香料には、砂糖、バター、カカオ、バニラ、蜂蜜、ハニカムなんかがあるよ。
バルサムノート(樹脂系)
バルサム系の香りは、重めで甘いのが特徴だよ。ほんのり甘さがあって、個性的でちょっとミステリアスな感じもする。一部のオリエンタルノートとかグルマンノートの香料と被ることがあるから、香水の説明に「バルサムノート」ってわざわざ書かれてないこともあるみたい。だから、オリエンタルノートとかグルマンノートって書かれてることが多い。
バルサムノートに入る香料としては、バルサミコ(バニラ、ベンゾインとか)、オポポナクス、フランキンセス、エレミ、ラブダナム、お香、ミルラなんかがあるよ。
スパイシーノート
スパイシーでホットな香りが特徴だよ。甘さをちょっと引き締める感じがあるから、女性がつけるとクールでかっこいい印象になるし、男性がつけると刺激的でワイルドな雰囲気を演出できるんだよね。一部のハーブもスパイシーに分類されることがあって、ハーバルっていうよりピリッとした香りがする場合もあるよ。
スパイシーな香りが強めならプレゼンみたいなシーンにぴったりで、ほどよい感じならデートにも使いやすいよ。具体的なスパイシーノートの香料には、キャラウェイ、カルダモン、シナモン、クローブ、コーヒー、コリアンダー、ショウガ、山椒、ナツメグ、コショウ、ピンクペッパー、スターアニス、トンカビーン、バニラなんかがあるよ。
ウッディノート
木とか森の香りって感じのウッディ系の香りだよ。厳格さがありつつも、安定感や静かで落ち着いた温もりを感じさせてくれる、日本人が好きそうな香りだね。フローラル・ウッディとかスパイシー・ウッディみたいに、他の香りと組み合わせていることが多いんだ。
その組み合わせによって、デートにぴったりな香りになったり、ビジネスシーンに合う香りになったりするから、一概に「これにはこれが合う!」って言えないところが面白いよね。ウッディノートは、他の香りを引き締めたり柔らかくしたりして、全体を複雑に仕上げている印象が強いかな。
ウッディノートに分類される香料には、竹、ローズウッド、カシミール、ヒノキ、サンダルウッド、ベチバー、パチョリなんかがあるよ。
モッシーノート・シプレノート
モッシー、つまり苔っぽい香りを使った香水だよ。ちょっと湿っぽくてダークで、それでいて神秘的で官能的な雰囲気があるのが特徴だね。シプレノートもモッシーノートの一つで、主に①オークモスと②ベルガモット(柑橘系)の組み合わせでできてるから、モッシーノートに含まれるんだ。シプレノートは地中海にあるキプロス島をイメージした香りで、まるでヴィランみたいなダークな色気とか、ミステリアスな印象を与えたい人にピッタリ。
モッシーノートに使われる香料としては、オークモスやパチョリなんかが有名だよ。
グリーンノート
若草の爽やかな苦みとか、ちょっと緑っぽい生っぽさが特徴の香りだよ。すごくみずみずしくて爽やかな感じだから、アクアノートの香料にもよく使われてるんだ。つまりグリーンノートは軽くてすっきりした香りで、ビジネスとか学校にピッタリ。男女問わず好かれるユニセックスな印象もあるよ。
グリーンノートに使われる香料としては、ガルバナム、ぶどうの葉、抹茶、お茶、アッサムティ、アールグレイ、ウーロン茶、プーアル茶、米、バイオレットリーフとか、その他の草類なんかがあるんだ。
ハーバルノート・アロマティックノート
植物の葉や茎、花、果実を使ったハーブの香りは、女性に人気の飲み物や料理にもよく使われてるんだ。爽やかさを超えてめちゃくちゃ爽快感があるから、力強さとか知的な印象を与える感じ。香水としては、ハーバルノートっていうよりアロマティックノートって書かれてることが多いよ。
男性ならビジネスや学校、デートにもピッタリな香りで、女性がつけるとちょっとだけマニッシュな印象も出せるよ。ハーバルノートに含まれる香りとしては、ラベンダー、バジル、ミント、コリアンダー、クラリセージ、セージ、セロリ、アンジェリカ、アロエ、マジョラム、フェンネル、パセリ、ヨモギ、ローズマリー、タイム、タバコなんかがあるんだ。
フゼアノート
オークモス(苔っぽい香り)とクマリン(ほんのり甘くてスパイシーな温かい香り)、それにラベンダー(ハーブ系)がベースになった、ちょっと神秘的でセクシーな男性向けの香りだよ。だからフゼアノートは基本、女性用香水には使われてないんだ(もちろん知らないだけで、あるかもしれないけど……)。爽やかな香りから徐々にダンディで大人っぽい色気に変わっていくのが楽しめるよ。デートはもちろん、フォーマルなシーンでもピッタリな香りだね。
香水の「女性用」と「男性用」の見分け方
女性用香水と男性用香水 表記の違い
ー | 女性用 | 男性用 |
---|---|---|
英語 | For Woman(フォーウーマン) | For Men(フォーメン) |
フランス語 | Pour Femme(プールファム) | Pour Homme(プールオム) |
イタリア語 | Per Donna(ペルドンナ) | Per Uomo(ペルウォモ) |
レディースブランドの香水 | 表記がない場合がある | ー |
メンズブランドの香水 | ー | 表記がない場合がある |
女性用だとわかる香水 | 表記がない場合がある | ー |
男性用だとわかる香水 | ー | 表記がない場合がある |
わからない場合はスマホでチェック
レディースブランドの香水とか、男性用ってわかる名前の香水でも、意外と女性用か男性用か書いてないことがあるんだよね。でも、ブランドがレディースなのかメンズなのか知らないと、パッと見で判断するのは難しいし、特に名前が外国語だともっとわかりにくい。だから、そういうときはスマホで調べたほうが確実。プレゼントするなら特に注意が必要だよ。
男女兼用・ユニセックス香水もある
最近は男女どちらでも使えるユニセックス香水が増えてきてるよね。「ユニセックス」や「男女兼用」って書いてあれば迷わず選べると思う。でも、それ以外の表記だとちょっとわかりにくいかも。その場合はスマホで調べるのが安心。特に「女性用」「男性用」とも「ユニセックス」とも書いてないときは気をつけてね。
香水は単なる香り以上のものです。それは、個性を表現し、記憶に残る瞬間を創り出すツールです。この記事を通じて、香水の種類、香りのノート、濃度、そして持続時間についての理解を深めることができました。パルファムからオーデコロンまで、各香水の特徴を知ることで、自分や大切な人のための完璧な香水を見つけることができるでしょう。また、トップノートからラストノートまでの香りの変化を理解することで、あなたのシーンや気分に合った香水を選ぶことができます。香水の世界は奥深く、その探求は決して終わりません。この記事があなたの香水選びの旅の一助となり、毎日の生活に豊かな香りをもたらすことを願っています。あなたにぴったりの香水を見つけて、自分だけの魅力を引き出しましょう。
投稿者プロフィール
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香水の大好きさでいったら国内No,2と根拠なき自信を持つ「とうり」です。
若かりし頃はたくさんの香水という武器を手にして、多くの女性を……。
そのために読んだ、香水、香り関係の専門書の数は10冊はくだらないことでしょう。
そこいらの店員さんよりも香水・香りに関する知識が豊富である自信があります。
●とうりの美容と香水をはじめたきっかけは、単純に香り製品が大好きだからです。
聴覚を刺激する音、例えばスピーカーやアンプにこだわりを感じ部屋を魔改造しておりますが、それと同じくらいにこだわりあるものが香りです。
臭覚は最古の感覚と言われています。理性ではなく本能を刺激する香りを味方につけるという事は、多くの人を魅了するという事に他なりません。
人に好かれたいのであれば、清潔感と同じくらい香りにもこだわる方がいろいろとお得です!
●とうりの美容と香水で提供する香水の情報は、普段使いや職場、学校でも使いやすい柑橘系、アクア系、フローラル系が中心です。
人生の半分以上は、日常生活と仕事or学校の時間でいっぱいだからです。私は、特別なパーティなどの機会がほぼない一般人です。
●好きな香水
・アルマーニ アクア ディ ジオ
・シャネル アリュール オム スポーツ - コロン
・エルメス ナイルの庭
●今まで使ってきた香水の男女比
今まで使用した香水の種類は100種類以上ありますが、レディース香水と男性香水、使ってきた割合はほぼ半々です。
理由は、女性や今までの彼女の好みの香水を使ってきたからです。女性=男性用香水に魅了されるというわけではありません。
他者にどう見られたいのか「自分が理想とする香り」を身に纏う方法も一つの方法ではありますが、他者を魅了することを優先するのであれば「そばにいて欲しい人が好きな香り」を身に纏っている方が正しいと感じました。
女性好みの香りも身に纏うことにした結果、レディース香水を身に着けることも少なくなく、むしろ、メンズ香水よりも少し多いくらいかもしれません。
よろしくお願いいたします。